最近は法テラスの充実などで
色々な問題ごとを弁護士に相談できるようになりました。
ですが法テラスなどでの無料弁護士相談などは
相談時間が短時間で、また相談の回答も一般的なものになる。
「不貞行為の証拠があれば、慰謝料は請求できます」と
弁護士が回答する。
だが不貞行為の証拠はどんなものが必要なのか？
までは説明してくれない。
「財産分与については結婚後の財産については折半です」と
弁護士が回答する。
だが不動産などの分配方法までは説明してくれない。
あくまでも法律的な一般論を教えてくれるだけです。
ある調査での話。
５０代の奥さんからの依頼。
当社がご依頼をいただいた段階で夫婦は別居状態。
別居の原因は夫の浮気であった。
奥さんはすでに離婚を決断されていたのだが、
正式に離婚協議に入る前に
現在も浮気が継続している状況の確認調査の依頼であった。
だが探偵は重要なことに気付いた。
ご主人は公務員で先月、退職金が支給されていたのである。
本来であれば今後、離婚を想定しているのであれば
その退職金は仮処分申請をしておくべきなのである。
退職金が妻の承諾がなければ支払われなくする手続きです。
一度、相手に入ったお金を分配させるより、
先に仮処分をしておけばその手間を省ける。
奥さんが何度か法テラスで相談を受けていたので、
探偵は「弁護士はその点について
アドバイスをしませんでしたか？」と尋ねると
奥さんは「そのようなことは聞いていません」と。
いわゆる、これが無料弁護士相談の落とし穴なのです。
あくまでも法テラスを解しての無料弁護士相談は
弁護士が個別に全ての状況を聞くわけではありません。
あくまでも一般的なアドバイスに終始します。
これは弁護士の不手際ではありません。
短時間での無料相談ではそれが限界なのです。
今回の件は探偵が調査を終了し、
弁護士を紹介し、なんとか退職金の分与もさせたのですが、
やはりその分だけ交渉の期間は長くなりました。
探偵はハッキリと言います。
無料弁護士相談はあくまでも簡易的な相談です。
もしアナタが離婚を決断したのであれば
早めに弁護士を正式に着手してもらって下さい。
弁護士費用を捻出できないのであれば
法テラスの弁護士費用の扶助制度を利用してください。
（株）アイシン探偵事務所では
札幌・千歳・苫小牧・室蘭・函館・旭川・帯広・釧路 他
北海道全域で様々な調査を承っております。
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