例えば、ある奥さんの話。
ご主人の浮気が発覚する。
ご主人は今までも転職や無職を繰り返し、
生活も苦しかったが奥さんがパートを掛け持ちし、
会計をやりくりしてなんとか生計を立ててきた。
最近はDVも顕著になってきたらしい。
悩んだ末に離婚を決断し、探偵にご相談に来られた。
でもこの奥さんからでる言葉は全て幸せそうなのである。
「離婚したら小さな部屋を借りて、
いつも子供の顔が見えているようにしたいのです」
「離婚してお金をためて、子供たちを連れて
旅行に行こうと思います」
「本当に子供たちが優しくしてくれるのです」
これから離婚しようとしているのに
出てくる言葉は全て楽しそうなのです。
また別な奥さんの話。
ご主人は公務員。
職場の臨時職員の女性と浮気をしていたらしい。
奥さんが問いただすと夫は謝罪し、
浮気の関係も終わったらしい。
だが奥さんはまだご主人を疑い、許せない。
「いつかまた浮気をするの思います」
「一生、許すことはできません」
「友人のご主人は収入も夫の倍もあり、
浮気などを絶対にしまいタイプです」
「この人と結婚したことが私の人生の最大の失敗です」
この奥さんからは、
いかに自分が不幸せであるのかの言葉しか出てこない。
果たしてどちらの奥さんが幸せなのだろうか?
誰かと比べて不幸になるより、
自分の幸せに気づいて幸福になった方が良い。
「幸福と不幸は自分がどう感じるのか」なのですから。
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